#042 🍎小泉マンスリーレポート

ぼっちん君/歌舞伎町の焼肉屋/「ストーンサークルの殺人」「ブラックサマーの殺人」/ブラピの新作映画/安いケーキ/エリザベス女王国葬・キャサリン皇太子妃のチョーカー/ケータイ小説の生みの親・Yoshi/widowspeak -The Good Ones /[ETV特集] “看取り犬”~特養でお年寄りに最期まで寄り添う犬とワンダフルライフ~
小泉綾子 2022.09.24
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おはようございます!土曜の朝の◎小泉週報です。
先週のニュースレターに温かい反響が多くありました。ありがとうございます🌟

今週は小泉マンスリーレポートです。私が今月消費したものをご紹介します。
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1.ぼっちん君(鳥取市立桜ヶ丘中学校 応援部部長)①攻めろ!泣き虫応援団長【ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル#85】

思春期の中学生に扮したお笑い芸人のロバート秋山竜次が、廃部決定した応援部を再生させるまでの物語です。(おそらく鳥取県とのコラボ。市民や市長も登場)
大切なものを失って傷つきながらも立ち上がる爽やかな青春のテーマと、秋山の独特で歪でリアルな演技がミスマッチしており、地元の中学生たちと作り上げた動画の中には、演出できないリアルで不器用な「思春期」が見れました。

この「クリエイターズファイル」シリーズは、とあるキャラの濃い人物になりきって笑わせる、という人気企画なのですが、どのキャラクターもそれぞれ心の影や弱さがあり(それをカメラの前で誤魔化そうとするところまでも再現されている)これまでの人生の重さをリアルに感じさせるところが職人芸だなあ……、と思います。

害獣駆除のお姉さんと犬を応援するぼっちん君。犬がドン引きしてる……。

害獣駆除のお姉さんと犬を応援するぼっちん君。犬がドン引きしてる……。

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2.歌舞伎町の焼肉屋

トー横の前にある古い映画館で昔、バイトをしていた。
(職場の人間関係、女子のマウント合戦が最悪で、自衛のために私は「65歳借金あり病気がちの男性と同棲している」という設定にして、プライベートに一切触れさせない、ワケありの雰囲気をだしてたのですが、このことはまたいつか書きたいと思います)

あの時も治安が悪かったけど今の治安の悪さとはまた違い、まだあそこは昭和っぽさ戦後っぽさが残っている区域で、若い子は全然いなくて高齢ホームレスの仲良し5人組男女が、いつも映画館の軒先で遊んでいるのかケンカしているのか、よく騒いでいた。

映画館の受付に座るとホームレスと私たちはお互いがよく見える位置になるけど、目を合わせたり話したりすることはなかった。
ホームレスチームも映画館の営業中は気を遣っているようで、時々大声で盛り上がるものの、こっちから出て行って注意したり通報したりするほどにうるさいわけでもなかった。
(あちらの方が人生の大先輩であるので、「今さら通報するのはルール違反だろう」という年長者に対する礼儀みたいなものも感じていた)
だけど少しお互いに敵対心を持っていたように思う。時々ゴミが落ちていた。

映画館の建物がつぶれて、あの人たちはいまどうしているのかな。
トー横を通るたびに「風景は一瞬でぶっ壊れてしまうんだ」と、胸が痛んだりする。

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