#027 🦄Olivia Rodrigo"brutal"は私たちの気持ち

「あの子なら死んだよ」を書いたあとで、いろんな人から「なぜ17歳を主人公にしたの？」と（時に失笑気味に）何度も聞かれ、そのたびに言葉に詰まりました。
これは私の半生でもあるし、現在進行形の感情でもあるということをうまく説明できなかったからです。

ランダムに流していたspotifyからOlivia Rodrigoのbrutalが聞こえた時、私は自分が書いた作品の答えを見出しました。
17歳の気持ちは「あの頃」の感情ではなく、今朝の、いまの瞬間の私の気持ちと何一つ変わってないということがはっきりとわかったからです。

大人になるということは若さを失うことを意味するのでしょうか。
「そんな日々もあったねと笑える日が来るだろう」と、過去を懐かしく思えた時がそうなの？

わからない、だけど私は自分の感覚を大切にしたい。
年を重ね、感情の対処法をなんとか身につけただけで、実は変わらずに生きるのが怖くて傷つくことに不安で、それは多くの大人が今も持ち合わせている混沌だと信じたいです。

「理想の自分像」ではなく、「SNSで見られたい自分像」を追い求めている私たち。
その虚像をリアルに見せるために時間と労力を費やした結果、やめどき・取捨選択がわからなくなって、どんどん破滅へと向かっていくことについての記事です（有料記事）

矢沢永吉の名言（「俺はいいけど、矢沢はどうかな？」）を引用しての「自意識」の説明、この名言はこの記事のために存在したのではないか？と思うほどぴったりで美しいです。

ラッパー崇勲の入院記録です。
看護師さんをエクアドルのベテラン犯罪者に例えるユニークさ。
彼のまなざしで世界を見つめられたら、それを言葉にできたらどんなにいいだろうといつも思います。

今週は以上です！
また来週お会いしましょう。

特記事項

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