#039 🍎温かいコミュニケーション(1)

おはようございます!
土曜の朝の◎小泉週報です。

Cordeiro Pascal(生贄の子羊 ) (1670) - by Josefa de Obidos(ジョゼファ・デ・オビドス)
温かいコミュニケーション(1)
これは夏のある日に送り、また受け取った実際のメールです。
〇〇〇 原宿店さま
初めまして、こんにちは。
※この「お客様問い合わせフォーム」に寄せられるメールの9割は心の狭い人たちからのクレームだと思いますが、これは感謝のメールです!※
今日の原宿はあまりにも暑く、私は疲れて落ち込んでおり、また朝から何も食べていなかったので雑居ビルの3階にあるお店に入りました。
原宿という土地柄、どんな荒々しい接客でも、どんな不衛生な店内であろうと受け入れようと覚悟してエレベーターに乗りましたが、決意は裏切られ、店内は清潔で店員さんはずっと親切でした。
それから店内にはとても大きな窓がありますよね!
そこからラフォーレ原宿と若い人たちが明るく歩く姿がよく見えて、驚きました。
原宿の絶景スポットではないですか。
(もっと外国人向けにアピールすべきだと思います!)
ホッとしたのもつかの間、今日の私は荷物が多く、かばんをなんとか座席に引きずり込んだ拍子にすべての荷物がさかさまになり(マスクまで!)床にぶちまけてしまいました。
絶望の瞬間というのは振り返ってみると頭の片隅に「こうなることはわかっていた……」と妙に冷静な自分がいたりしませんか?
そんな私に気づいた店員さんがすぐさま奥から出てきて荷物を片付けるのを手伝ってくれ、新しいマスクまで用意してくれました。
西日が大きく当たる店内で、ランチともディナーともいえない時間の客は私ひとりだけで、店に飾ってある牛たんの絵(あれは牛たんの絵ですよね?)を見ていたら猛烈に泣きたくなり、私は大人なのにいつも自分の感情に振り回されてばかりで、どうしていつもこう情けないんだろうと人生を悲観し始めました。
……、話がそれてしまいましたが、私は今日とても嬉しかったです。
優しい店員さん、きれいな店内、美しい景色。もちろん「がんこちゃんセット」もおいしかったです。
大げさかもしれませんが、お会計の時うまくお礼が言えなかったのでこうして改めてメールで感謝の気持ちをお伝えしました。
どうもありがとうございました。
お客様
拝復 平素格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。