#029 🦄世界中を旅行していたママ

梅雨の瀬戸内海より愛をこめて
小泉綾子 2022.06.25
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おはようございます!
土曜の朝に朗らかさをお届けする◎小泉週報です。

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🌟今週は5日間九州に滞在していて、日曜日はバスで30分の海に行きました。
薄曇りで重苦しい天気だったけど、時々雲間から絵画のようなミルク色の光が降り注ぎ、私は透明な海水に足を浸しながら1キロほど歩いて、シーズンオフで閉まっているボロボロの海の家の軒先に座りました。

特にすることもなかったのでぬるいビールを2本飲み、道の駅で買ったやたらとおいしい無骨なお煎餅のかけらに蟻が大量に群がるのをゾッとしながらも、見続けました。

静けさを求めて来たのですが海には誰もいなくて、
「今ここで熱中症かなにかで死んじゃったら、何日後に発見されるんだろう~?」
などと不安に思っていたところ、よいタイミングで地元の気さくなおじさんがやってきて話しかけてくれたので、30分ほど話しました。

警戒心を持たずに他人と話すのは久しぶりで、おじさんは6月の海こそ美しいことや、地元の問題点、海に浮かぶ鳥居の伝説などを教えてくれて、長居はせずにスマートな別れの挨拶をして去っていきました。

<b>La Femme à l'ombrelle(パラソルを持つ娘)(1892) by Aristide Maillol</b>

La Femme à l'ombrelle(パラソルを持つ娘)(1892) by Aristide Maillol

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🌟月曜日、私はHaley Nahmanによる「やる気が起きない作家へのアドバイス」という面白い記事を読みました。

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