#020 💎「ネットフリックスでもうやってる」という絶望に立ち向かう

名作地獄からの帰還
小泉綾子 2022.04.23
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おはようございます!土曜日の朝の◎小泉週報です。


このニュースレターがthe Letter公式ページのニュースレターメディア一覧に掲載されています!㊗🎊

親しい友人への近況報告のつもりで始めたニュースレター、より多くの方に届けたいな~と思っていたところ、theLetterの濱本さんに、オンラインで毎週企画やダメ出しをしてもらう機会があり、(勘のいい小泉チルドレンの方ならお気づきでしょうか?週報#009~#012辺りがズバリそうです)
内容の充実を試行錯誤しながら、ついに20週目を迎えました✨
これからもどうぞよろしくお願いします。

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週報50週目までにイケてるヘッダーを作りたいと思い、夜な夜なインスタグラムでイラストレーターさんの作品を見まくっています。


Sheisに記事を載せてもらった時も、インスタグラムで文章の雰囲気に合うイラストを探して、台湾の王さんという学生さんDMでお願いしました。
英語とGoogle翻訳を駆使してドキドキしながらメッセージのやり取りをして、いい思い出です。

一目ぼれした犬。かわいすぎる~🐶

一目ぼれした犬。かわいすぎる~🐶

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💎「奇怪な再会」を読んだ

最近ふと思うところがあり、芥川龍之介の「奇怪な再会」を読み返しました。
(未読の方はぜひ読んでみてください)

あらすじ
お蓮は陸軍将校の牧野が囲った妾。昔、恋しい男がいたが、生き別れになっていた。
易者からは、「その男とは二度と会えない。しかし東京が森に変われば会える」と言われ、信じるようになる。
やがてお蓮の元に白い犬が迷い込んでくるとお蓮は狂気と幻想を見るようになる。果して犬は何かの生まれ変わりなのか。
オリオンブックス (2015/12/18)
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「東京が森にでもなれば、好きな人に会えるだろうと占い師に言われる」
「生き別れか死に別れか、どうしても知りたいという切ない想いを抱えている」

この二大設定にやられます。
ディストピアを夢見る主人公というのは、いつでも心をくすぐります。


そして、死に別れなら彼を諦められるのに……(←切なすぎる)と思っているところ、ある衝撃的な事実が発覚するのですが、そのきっかけが、「オットセイのカンヅメ」という、
どこまでも奇妙で、細部まで静かに仕掛けのある物語です。

いまはアザラシのカンヅメしか売っていないようです。<b><a href="https://www.jalan.net/news/article/458195/">アザラシとオットセイの違いは耳の長さ</a></b>だそう。

いまはアザラシのカンヅメしか売っていないようです。アザラシとオットセイの違いは耳の長さだそう。

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💎名作地獄へようこそ

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